コラム

ペットと暮らすリフォームを考えてみよう!

こんにちは。

地元豊橋、豊川で増改築リフォーム専門店を営んでいるありがとうの家です。

 

この記事では、人とペット、両方が暮らしやすいリフォーム例をご紹介していきます。人のために作られた住宅では、ペットは暮らしにくいと思うことも…。そこで、ペット目線でも人間目線でも考えられた住宅リフォームを検討してみることを提案します。

 

 

ペットが歩きやすい床材

 

最初にご紹介したいのは、ペットにとっても歩きやすい床材です。今の家が一般的なフローリングでは、ワンちゃんや猫ちゃんは歩きにくいかもしれません。走って転んでケガをしたり、歩きにくかったら人間でも嫌ですよね。

 

ワンちゃんや猫ちゃんが歩きやすいよう加工された床材の表面は、傷つきにくくなっている他、汚れがつきにくい機能が追加できるのでお掃除にもぴったりです。一見気づきにくい床材ですが、リフォームをした後は安心してペットと過ごすことができますよ!

 

犬や猫の歩行時の滑りに配慮した表面加工の床材は、従来の木質フロアーに比べて足腰の負担を軽減し、キズも付きにくくなっています。また、食べこぼしや抜け毛など日常の汚れが付着しにくい防水・抗菌性の表面加工なので、効率よく簡単にお掃除できます。

においをなくす壁材

ペットと一緒に暮らすようになったら、においにも気を付けなければなりません。飼ってみてからわかった方も多いにおい問題ですが、室内でペットを飼うならにおいをなくす壁材にリフォームをしてみることもおすすめです。

 

例えば、エコカラットなどの壁材はペット特有のにおいを軽減してくれます。家に人を呼びたい方でも、ペットのにおいが気にならないなら気兼ねなくお茶会ができますよね。また、ペット用の壁材はペットが爪を立てても大丈夫なようにできているものも多いため、部屋をキレイに保てるようにもなります。

ペット用ドア

屋内のリフォームなら、ペット用ドアも人気です。人間専用のドアは、人の意思でなければ開け閉めできません。しかし、もしペットが自分の意思で部屋の出入りができるようになったら…?ペットにとってとても優しい家になるのではないでしょうか。

 

また、ペット用のドアは小さく、人間のドアをペットが開け閉めしないため冷暖房を入れている季節には電気代の節約にもなります。

 

このように、ペット用ドアにリフォームすることによって、ペットは自由に部屋を出入りできるようになり、人間がいちいちドアを開けに行ったり締めに行ったりする面倒がなくなります。人とペット、どちらの自由意志も尊重できるようになるリフォームです。

防音内窓

ペットを室内で飼う場合、ご近所のことを考えて防音内窓にしておくと安心です。実は、ご近所トラブルでもっとも厄介だと言われているのが騒音トラブルなのです。ペットを飼ったらどうしようもないとあきらめるのではなく、しっかりと防音設備をリフォームで後付けしましょう。

 

吠えるワンちゃんや鳴く猫ちゃんがいたとしても、彼らには何の罪もありません。しかし、鳴き声が気になると眠れなくなったり、隣人はかなり気になるのでペットを飼う側が対策をすべきです。そのときに役立つのが防音効果がある内窓です。

 

防音内窓は、今の窓の内側に内窓を取りつけるリフォームになります。これにより、窓が二重構造になるため防音効果が期待できるのです。また、部屋の外からの音も軽減してくれるので過ごしやすくなることもメリット。静かな環境をペットに提供してあげられることも魅力です。

キャットウォーク

猫ちゃんを飼っている方ならば、家のリフォームと聞いて真っ先にキャットウォークが思い浮かんだのではないでしょうか。もちろん、猫ちゃんが過ごしやすい環境として最適ですので、できる範囲でリフォームをおこなうことを推奨します。

 

なぜ猫ちゃんのためにキャットウォークが必要かというと、彼らは高いところを好むからです。家の中全体がそのような猫ちゃんが好む構造だったら、人とペットが両方暮らしやすい環境になりますよね。

 

また、キャットウォークがあることによって猫ちゃんの運動不足が解消されますし、ストレス軽減にも一役買ってくれます。

ペットの洗い場

ペットと暮らす際に、ペットの洗い場をリフォームで後付けされる方もいます。ワンちゃんが散歩から帰ってきたとき、家の庭でどろんこになって遊んだとき、家の中を汚さずお風呂場まで移動させるのは大変です。そんなときに、ペットの洗い場が外にあればかなり楽になります。

 

ペットを洗うための水栓を取りつければシャンプーもできます。お湯が出るようにすれば冬場でも寒くありませんよね。毛が抜けやすいペットもいますが、ヘアキャッチャーがついているものにすれば配水管が詰まる心配もありません。お手入れも楽なので、リフォーム後はお風呂でペットを洗った後の掃除も必要なくなります。

まとめ

ペットと一緒に過ごすためのリフォーム、こうして例を上げると気が付かなかったことにも気づけたのではないでしょうか。特に初めてペットを飼う方にとって、床材や壁材、洗い場の存在はなかなか想像しにくいものです。どのようなペットとどのように過ごしたいかを想像し、必要なリフォームを施してみてはいかがでしょう。

People training their pet dog set. The pet executes the command to lie down. The training process. Editable vector illustration Editable vector illustration isolated on a white background

(株)ありがとうの家 代表 塩川昌志(二級建築士)