コラム
洗面化粧台のリフォームで暮らしをもっと豊かに!
こんにちは。
地元豊橋、豊川で増改築リフォーム専門店を営んでいるありがとうの家です。
洗面化粧台のリフォームを行うことで、それぞれの家庭や家族のライフスタイルに合った、使い勝手が良い機能的な洗面化粧台にすることができます。その結果生活をよりよく豊かにすることが出来ます。
今回は、理想的な洗面所リフォームを実現するために知っておきたいことを3つお伝えします。
洗面化粧台の寿命は、約10年から15年程度といわれています。そのころになると蛇口の締まりが悪くなったり排水部分が古くなって劣化が進むことから、リフォーム(洗面化粧台の取り替え)のタイミングとなります。
その他にも、結婚や出産、同居など家族構成が変わることで複数の人が同時に洗面化粧台を使える広さが欲しくなったり、収納スペースを増やしたくなったりなど、生活スタイルの変化に伴い洗面化粧台の取り換えをする例も多くみられます。
1日の始まりと終わりには必ず使用する洗面化粧台こそ、家族全員が使いやすいうえに満足ができるものに取り替えることが望ましいといえます。
◆洗面化粧台のリフォーム方法には2種類あります◆
洗面化粧台のリフォーム方法は、2つのタイプに分けることができます。
1つ目は各メーカーがリリースしている既製品の洗面化粧台に取り替える方法です。なるべく早く取り替えたい、機能的な洗面化粧台にしたいという方には、この方法をおすすめします。
既製品というと、決まりきった型しか選べないイメージがあるかもしれませんが、最新の洗面化粧台は水洗金具のタイプや扉のカラー、収納トレーのタイプを細かくカスタマイズ可能となっています。また洗面化粧台のボウルも最近は大きめにデザインされたものも数多くあります。
2つめは、オリジナルデザインの洗面化粧台を1からプランニングする方法です。カウンターの高さから使用する素材、機能をすべて好みのものを選び、世界で1つだけの洗面化粧台を造ることができます。
デザインや建築の知識がなければうまくできないのでは・・という不安になるかもしれませんが、心配いりません。プランニングの作業はイメージや希望をプロに伝えて、実現が可能かどうか提案をしてくれるので、すり合わせをしながら形にしていきます。いろいろこだわって造り上げた洗面化粧台は、とても愛着のわく自慢の空間となることでしょう。
◆洗面化粧台の選び方は、サイズのチェックを行うことから◆
既製品の洗面化粧台を取り換えるリフォームの場合、給排水管やスペースの制限があることから、基本的には今お使いの洗面化粧台のサイズがベースとなります。既設の洗面化粧台のサイズを計測して、新たに設置する際の大きさをを把握しましょう。
まずはメジャーを使い、洗面化粧台本体の横幅(間口)を計測します。60cm
・75cm・90cmの規格が主流ですが、50cmや100cm以上のこともあります。
次に高さを調べましょう。洗面化粧台は190cmが標準タイプです。鏡と洗面化粧台が分離するものもあります。高さに関しては設置が可能であれば既設のものとサイズが変わっていても問題は無いでしょう。
最後に、洗面化粧台の廻りに梁や障害物がないかチェックして、実際に設置できるサイズを確認しましょう。洗面ボウルを「今より高くしたい」「車いすでも使い易いようにしたい」といった、位置を変えたいという希望がある場合はその必要な高さもチェックしておきましょう。
なお、今お使いの洗面化粧台と横幅を変更する場合は、給排水管のやり替え工事が追加となり、費用も日数もプラスになることもお伝えしておきます。
◆洗面化粧台交換リフォームの流れ◆
今ある洗面化粧台が一般的なメーカーのもので、新しく設置するのも既製品である場合は、取替工事は約半日で工事が完了します。
壁クロスや床のクッションフロアーを貼り替えるなどの内装工事を行う場合は1週間ほど掛かります。
オリジナルデザインの洗面化粧台を造り上げる場合は、電気や設備などの工事が必要となってくるために、リフォーム期間が3日から1週間ほどになります。
工事の当日には、施工スタッフが交換用の洗面化粧台を持参して訪問します。現場を確認後にその後行う工事の説明を行います。作業前には廊下を傷つけないように養生を行い、今ある洗面化粧台を解体し、運び出します。その後新しく設置する洗面化粧台を搬入して、給排水管の接続を行います。
最後に化粧鏡やトレーを設置して、通水や漏水をチェックします。問題がなければ操作方法の説明や片づけを行って工事完了となります。
工事の際は作業スペースが必要となるため、玄関から廊下、洗面所の床に置いてあるものをあらかじめ片付けておくと、工事をスムーズに行うことができます。
◆おわりに◆
洗面化粧台とは、洗顔や歯を磨くだけでなく、身だしなみを整えたり頻繁に手洗いで使われたり、1日の中で意外にも多く使われます。
そのためリフォームを行うにあたり、「収納がたくさん欲しい」「曇り止め機能が欲しい」「掃除をしやすいものが良い」といったいろいろな要望が出て、なかなか意見がまとまらないかもしれません。
他の箇所のリフォームでもいえることでうが、家族ひとりひとりの要望や譲れない条件をしっかり話し合って優先順位を考慮し、みんなが大満足できるリフォームを行えるようにするとよいでしょう。
(株)ありがとうの家 代表 塩川昌志(二級建築士)