コラム
失敗しない!大満足のキッチンリフォームを成功させるためには?
こんにちは。
地元豊橋、豊川で増改築リフォーム専門店を営んでいるありがとうの家です。
水回り全般のリフォームを一度に行う施行例が多くありますが、他の水回りに対してキッチンリフォームは失敗や後悔が多いというお声も時折あるようです。
せっかくリフォームをするのに、後から不満が出てくることがあってはいやですよね。
大満足のキッチンリフォームをするために、まずは今お困りになっていることを洗い出してみましょう。
〇 キッチンの設備の一部だけが壊れた(水漏れ、換気扇、ビルトインコンロなど)
〇 収納が少なく調理器具や食材のストックがが仕舞いきれない
〇 キッチンの天板の高さが合わなくて腰が痛い
〇 動線が悪いために使い勝手が悪い
〇 長年の油汚れが落ちない、水撥ねで床がベコベコしてきた
しかし、これらのお悩みを解決するのに、都度修理を頼むか、思い切ってリフォームかを判断するのはとても難しいことです。
◆キッチンの寿命ってどのくらい?リフォームのタイミングとは◆
キッチンで最初に不具合が出てくるとのが水栓や換気扇で、およそ8年から10年です。食洗器、ガス給湯器も約10年程度。
こうした箇所の不具合や故障であれば、修理や交換で十分に対応できます。まずは弊社にご相談ください。
一方システムキッチン全体の寿命は15年から20年といわれています。15年以上のご使用で不具合を感じる場合は、キッチンリフォームのタイミングといえます。
◆システムキッチン別・リフォーム費用の目安は◆
どうせキッチンを新しくするなら、今度こそ要望を全部叶えたいですよね。そこで気になるのは「費用」です。
しかし、キッチンリフォームの相場はお伝えすることが難しいのです。キッチンの本体価格のほかに、間取り変更やレイアウトなどほかの費用が発生するかもしれないためです。
ご参考までに、キッチンの種類別のリフォーム費用の目安と特徴をご覧ください。
I型キッチン
費用目安 : 40万円~100万円
特 長 : 一般的な壁付けの長方形キッチン。間取りやレイアウトも選ばず一番リーズナブルなリフォームができます。
対面型キッチン
費用目安 : 80万円~120万円
特 長 : 家事をしながら家族とのコミュニケーションができる、一番人気のタイプです。動線が短いので狭いスペースで効率よく作業ができます。
L型キッチン
費用目安 : 90万円~200万円
特 長 : 作業スペースを広くとることが出来て、複数人での調理が効率的なキッチン。キッチンの設置スペースの確保と設置に必要な工事が多いため、費用は高額になる傾向にあります。
アイランド型キッチン
費用目安 : 150万円~350万円
特 長 : 洋画に出てくるような、お洒落で独立したタイプのキッチンです。しかし、作業台の位置によっては工事が複雑になり、リフォーム費用も高額となる場合が多いです。
◆間取りやレイアウト変更に伴う費用について◆
先述の通り、間取りやレイアウト変更があると、キッチンのリフォームに伴い壁の設置や撤去・排水管やガス管の移設、電気工事などの費用がかかり、予算が大幅にアップしてしまいます。
例えば、現在のI型から対面式キッチンやL字キッチンに変更する場合などです。
また、古いキッチンを撤去したら補修工事が必要だと後でわかる場合もあり、資金計画は余裕をもってお考え下さい。
◆「あれもこれも」はNG。リフォームの優先順位とは◆
キッチンリフォームに限らず、リフォームをするからには「あれもこれも」となってしまうのが普通です。しかし、全てを叶えようと要望を伝えたら、見積り金額が大変なことになってしまいます。そこでまずは、今お困りのことや希望に優先順位を付けていきましょう。
「費用をなるべく抑えて新しいキッチンにしたい」という方は、間取りを変えずに今と同じ場所に同じ型の新しいシステムキッチンを取り付けると、きっとご満足いただけます。
「今よりも動線のよいキッチンにしたい」「家族で料理を楽しみたい」というご希望が優先される場合は間取りの変更を伴うこともあります。
またお料理をもっと楽しむためにオーブンやコンロを充実させたい場合は、間取りよりも高機能のシステムキッチンのほうが重要になってきます。
このように、あなたが一番重要に思うポイントによって、最適なキッチン選びは変わってきます。
こうした要望を大まかにまとめると、キッチンリフォームの要望は4つになります。
1.リフォーム価格を抑えたい
2.収納を増やしたい
3.設備を充実させたい
4.動線や間取りの変更
まずはこの4つに優先順位を付けてみましょう。その際に今お困りのことを整理していくと、リフォーム会社もあなたの要望に沿ったキッチンを提案してくれます。
リフォームを決断し、リフォームの目的に優先順位を付けるところまで来たら、あなたの理想のキッチンはもう目の前です!
最後に、うっかり忘れがちなキッチンリフォームの見落とし点をを紹介します。こうしたことにも注意を払って、失敗しないキッチンリフォームをしてくださいね!
うっかり失敗例 その1
キッチンの高さが合わなくて、腰が痛かったり吊り棚に手が届かないことはありませんか?
中古住宅の購入の場合や、建売物件でキッチンの高さを測らなかった場合など、こういうことがあることもあります。キッチンの高さは「身長÷2+5」が目安とされています。(厚手のスリッパをお使いの方は、スリッパの高さも考慮してくださいね。
うっかり失敗例 その2
対面式キッチンの場合、後ろに冷蔵庫やカウンターがあることが一般的ですが、見落とされがちなのが通路幅です。一人でキッチンでさ御する場合は、幅は90cm~110cmで十分です。しかし二人以上がキッチンに立つには幅が120cm以上は必要です。その場合通路幅を確保するとダイニング側が狭くなることも忘れてはいけません。
うっかり失敗例 その3
シンクやコンロを充実させるあまり、意外と忘れられることが多いのが調理スペースの広さです。まな板の幅の分だけでも最低50cmは必要です。また調理スペースも確保したけれど調理器具の置き場所を忘れたという例もあります。浄水器、コーヒーメーカー、ブレンダー、ケトルなどのキッチン家具を置けるスペースを確保することも忘れないようにしましょう。
うっかり失敗例 その4
もっとも忘れてはいけないのは、キッチン収納です。リフォームでは収納スペースを増やすことを目的とする場合がよくありますが、その中でもキッチン収納を多くすることは要望が多いです。
ものが溢れた生活感のあるキッチンも素敵ですが、できればしっかり収納ができたスッキリお洒落なキッチンで、居心地よく毎日のお料理を楽しみたいですね。
(株)ありがとうの家 代表 塩川昌志(二級建築士)