外壁の塗装は10年に1回のことだから、金額を度外視すれば大手メーカーさんにお願いするのが少々高くても一番安心。
確かに、お金が潤沢にあって安心・安全を買うという意味ではブランド力のある会社に頼むのも一つの手です。
ただし、大手メーカーといっても実際施工するのは〇〇塗装店の様な地元の塗装会社が行います。
職人の管理費や広告費、多くの社員を雇用したり、自社ビルを持っていれば維持費がかかる分中間マージンとしての利益を確保しなければならず、
塗装といっても150万円位の予算が必要です。
こちらは手堅いです。
地元なので変な仕事をしていたら噂が立って商売ができなくなってしまいますし、私自身、地元豊橋、豊川でひどい工事をしているという業者さんの噂はほとんど聞きません。
よく塗装専門店の宣伝文句に「自社施工だから安い」というのがあります。
一見すると正しいように聞こえますが、全て額面通り受けとれない場合もあります。
どういうことかといいますと、ご存知のように基本、塗装は雨が降ったらできません。
ですので特に梅雨時期や台風時期は自宅待機になることが多いのです。
しかし、給料は正社員であれば固定給なので仕事がなくても支払わなくてはなりません。
では、どこでロス分をカバーするのか?
それは、晴れの天気で仕事が出来る時期に契約をした全てのお客様から均等に利益に乗させていただくことで雇用を守るということです。
ですので決して 自社施工≒安いとはならないのが実情です。
価格訴求だけで見れば、たまにチラシやネットで豊橋・豊川以外の遠方から「驚くほど安い金額で請け負う塗装店」が進出してきています。
価格だけで比べれば、地元塗装店すら決して安くはないのです。ですが、こういった会社はもし異常があったりした場合はすぐ駆けつけてくれるのか分かりません。業界ではやり切り型激安店と言われています。
結局、ちゃんとした工事をしようとすれば後々の保障や何か問題があった時、最低でも翌日出動できる態勢を確保できるようにするには、ある程度の金額が掛るということだと思います。
確かにこれだけ言うと「んじゃどうしたらいいの?」ってなってしまいますよね。
混乱をさせるような言い方をして大変失礼致しました。
ここからは業者選びの「基準」となる考え方をご紹介したいと思います。